昨今,施工デ-タは知的財産であり,国を活性化させる源という意識のもと,設計・施工の更なる合理化の必要性から現場で計測されたデ-タを幅広く活用し,デ-タベ-ス化よる情報や技術の集積の重要性が高まっている。特に,シ-ルド施工現場では,シ-ルド掘進管理,近接施工対策,設計検証,実証実験,地盤沈下監視等を目的とした多種多様の計測がおこなわれており,その情報の集積が今後の課題となっている。ここでは,シ-ルド施工現場で計測された膨大なデ-タの有効活用策として,将来のシ-ルド設計・施工へのフィ-ドバックや研究開発に活用できる計測デ-タのデ-タベ-ス化への取り組みの必要性とデ-タベ-ス化の基本方針について提案する。