地盤工学研究発表会 発表講演集
第39回地盤工学研究発表会
セッションID: 827
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固化処理土と補強土技術の併用工法に関する研究
*弘中 淳市平井 貴雄高羽 泰久足立 雅樹
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抄録

近年、港湾区域の岸壁は、流通・防災上の観点から増深あるいは改良などが行われ、土圧を軽減するための裏込め材として浚渫土砂をセメント改良した固化処理土が用いられつつある。また、ジオシンセティックスを用いた補強土壁は、道路盛土などの安定対策として広く利用されているが、護岸や岸壁などの海洋構造物への適用例は少ない。そこで著者らは、鋼管矢板(または鋼矢板)に裏込め材として固化処理土を打設し、ジオシンセティックスで補強することにより、安価で構造物の全体系としての安定性、地震時の粘り強さが確保される工法を提案した。本研究では、固化処理土をジオシンセティックスで補強した模型地盤を作成し、静的載荷実験を行うことによりその適用性について検討したのでここに報告する。

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© 2004 地盤工学会
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