光ファイバは、大容量の電送媒体として広く用いられているが、その特性を利用したセンサの研究が盛んに行われている。その中でも、コンクリート構造物の変状や変形を広範囲に検査する手法として注目されている。光ファイバセンサの特徴として、電気的誘導や落雷などの影響を受けない、長距離伝送が可能、高耐久性等の特徴があり、これらの特徴を生かした計測手法の開発が進められている。
本論文では、光ファイバセンシング技術の1つであるBrillouin Optical Time Domain Reflectometer (以下B-OTDRという)手法を用いた都市トンネルの挙動計測結果について報告する。