地盤工学研究発表会 発表講演集
第39回地盤工学研究発表会
セッションID: 901
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遠心模型実験と有効応力解析による杭基礎の液状化過程における増幅特性の一検討
*立石 章宇野 浩樹
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キーワード: , 液状化, 遠心力模型実験
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抄録
著者らは液状化時の杭基礎の安全性評価法として、有効応力解析の適用性を検証するため、遠心場における液状化模型実験を実施している。本検討では、液状化実験と有効応力解析によるシミュレーション結果より、液状化過程における杭基礎の増幅特性を検討した。杭基礎模型は2×2の4本群杭で、相対密度60%と90%の2層砂地盤に建て込まれており、遠心40g場においてポートアイランド-83m観測波を入力した。建屋部と相対密度90%上面の加速度時刻歴を時間方向に分割してフーリエ振幅をとり、増幅率の時間変化を調べた。その結果、過剰間隙水圧比1となる時間の前後で、増幅率の大きくなる卓越周期が変化することがわかった。
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© 2004 地盤工学会
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