地盤工学研究発表会 発表講演集
第39回地盤工学研究発表会
セッションID: 1023
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有限要素法によるレイリー波の複素固有値解析
*森尾 敏加登 文学
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抄録

不整形地盤の地震応答解析は、通常、境界要素法を含めた有限要素法解析により行われるが、この種の解析法では、実体波と表面波を一体化して取り扱っており、両者を区別することが困難と考えられてきた。このため、強震時の地震応答解析において、その重要性は指摘されながらも表面波の寄与に関する研究はほとんど実施されていない。本研究は、筆者らが進めてきた上部加振問題における表面波寄与率の定量的評価法を不整形地盤の地震応答解析に適用し、強震時における実体波と表面波の寄与率を定量的に評価することを目的としている。本報では、評価手法の根幹をなす成層地盤の複素固有値解析を詳述し、この検証例を示す。

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© 2004 地盤工学会
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