粘土のK0圧密において、有効応力p、ひずみε,ひずみ速度εの相互関係はf(p,ε,ε)=0で表現できることを、分割型圧密試験結果に基づいて検証した。同時に分割型試験の結果を分析して、有用な情報を引き出すことができた。2)圧密中に温度Tを制御する定ひずみ速度試験(CRS)において、Tとεの組合せを考慮することにより、短時間のCRS-試験から長期間経過後のε-p関係を推定する新しい手法を提案した。これは温度による粘土の構造変化を考慮外とすれば、時間-温度換算法へのアプローチといえる。具体的に示せば、温度差15°Cは時間比にして10倍に、同じく30°Cは100倍に相当することが結論づけられた。