地盤工学研究発表会 発表講演集
第39回地盤工学研究発表会
セッションID: 1103
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ライシメータを用いた不飽和土中の油の動態モニタリング
*宋 徳君北村 充井上 康片山 新太
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抄録
本研究は、不飽和土中に残留する油成分の自然減衰過程を把握するため、ライシメータを用いて自然降雨条件下の不飽和土中のNAPLの動態を計測した。実験期間中、汚染源からの揮発、降雨浸透による汚染成分の流出、さらに土中ガス測定とコアサンプリングによる土中NAPLの移動範囲と残留濃度を測定した。揮発等によるNAPL損失は投入NAPLの1%以下で、NAPLのほとんどは土中に残留していることがわかった。自然減衰により土中残留NAPL濃度が低減していくことを確認した。
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© 2004 地盤工学会
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