山口地方の地震被害想定解析の基礎データとして、より多くの地盤情報を得るために従来の3成分(先端抵抗、周面摩擦、間隙水圧)コーンに加えて、地震波速度(P波、S波)センサーを付加した5成分コーン貫入試験を実施した。また、地震波速度の試験結果を検証するため、標準貫入試験およびサスペンション法によるPS検層も実施し、比較検討を行った。その結果、サイスミックコーン試験によるS波速度はサスペンション法によるPS検層から得られた値とほぼ同等であったが、P波速度はPS検層から得られた値より若干低くなっていることが明らかとなった。