抄録
SWSのスクリューポイントの形状は、長さ20cmにつき1回捻った形状をしているが、実質捻っていく区間や最大径、捻る前の形状など、JISとCENで異なっている。スクリューポイントの形状がNswやWswに及ぼす影響を現位置試験で調査することは、対象地盤の変化・ばらつきや自動式・手動式といった試験方法の影響もあるので、形状の影響についての基本的な考え方を知ることは重要である。また、一方でスクリューパイルのような羽根をロッドに取り付けて回転貫入させる状況から地盤の硬軟を推定する手法についても一部で開発が進められている、そこで、今回は、SWSのロッドに種々のスクリューを取り付けて回転貫入試験を行い、貫入挙動に及ぼすスクリュー形状の影響に関する試験結果を述べる。