抄録
頭頸部癌治療におけるBRMを用いた免疫療法の臨床的意義を明らかにすることを目的に, 咽頭癌症例を中心にOK-432を用いた臨床試験を全身投与, 腫瘍内投与各々について実施した。
OK-432全身投与は咽頭癌症例64例に対して施行した. その結果, III・IV期症例が大半を占めていたにもかかわらず, 1生率76%, 2生率60%と良好な成績を示した.
また, 6カ月以上の観察例におけるOK-432の実投与期間の長短が予後に反映する結果を得た.
一方, OK-432腫瘍内投与は8例に施行し, CR1例, PR1例, PD6例 (奏効率25%) であつた.