胃癌を合併した上顎原発平滑筋肉腫の1例

平位 知久; 堀部 よし恵; 太田 行紀; 益田 慎; 鈴木 衞; 夜陣 紘治

doi:10.11334/jibi1954.43.6_844

胃癌を合併した上顎原発平滑筋肉腫の1例

平位知久, 堀部よし恵, 太田行紀, 益田慎, 鈴木衞, 夜陣紘治

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キーワード: 上顎平滑筋肉腫, 重複腫瘍, 診断, 治療

ジャーナルフリー

1997 年 43 巻 6 号 p. 844-847

DOI https://doi.org/10.11334/jibi1954.43.6_844

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抄録

74歳女性の胃癌を合併した上顎平滑筋肉腫の1例を報告した.
患者は左頬部腫脹, 左頬部痛を主訴に来院した. 初診時, 左上顎洞全体を占拠する腫瘍を認めた. 生検の結果, 平滑筋肉腫と診断した. 化学療法施行後, 左上顎全摘術を行つた. 術後約2カ月後に腹部膨満感出現し, 精査の結果, 胃癌を併発していることが判明した. その後急速に全身状態悪化し, 術後約2カ月半で永眠した.

責任著者(Corresponding author)

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