耳鼻と臨床
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気管切開術に起因した陳旧性喉頭気管狭窄症の1例
山形 和彦兵頭 政光鵜久森 徹岡田 亜紀湯本 英二
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1999 年 45 巻 5 号 p. 485-488

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抄録
緊急気管切開に続発した陳旧性喉頭気管狭窄に対し段階的に手術を行い、気道を開大し得た1例を経験したので報告した。本例の気道狭窄は気管切開術に続発した輪状軟骨膜炎が原因になって発症したものと推察した。治療に際しては内視鏡やCTによる病態の正確な把握と、段階的手術による気道の拡大と内腔の上皮化を図ることの重要性を強調した。
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