聽器の瞳孔反射に及ぼす影響に就ての實驗的研究 第四篇 身體の廻轉剌戟, 音刺戟及坐骨神經刺戟等による各瞳孔反射の比較

島田 靜男

doi:10.5631/jibirin.32.328

聽器の瞳孔反射に及ぼす影響に就ての實驗的研究

第四篇身體の廻轉剌戟, 音刺戟及坐骨神經刺戟等による各瞳孔反射の比較

島田靜男

著者情報

ジャーナルフリー

1937 年 32 巻 4 号 p. 328-338,297

DOI https://doi.org/10.5631/jibirin.32.328

詳細

抄録

正常家兎或は種々の條件下にある動物の身體に廻轉剌戟を與へ又は音響剌戟或は坐骨神經に知覺性剌戟等を加へて發現する瞳孔反應の反應時, 散瞳型, 反應程度並に散瞳持續時間等を比較觀察す. 此等の反應は廻轉性瞳孔反射に最も顯著にして, 音響性瞳孔反射に最も微弱なり. 身體廻轉, 音響及坐骨神經剌戟等の上行性剌戟による瞳孔反應の下行性反射道は共に同一なり.

責任著者(Corresponding author)

J-STAGEへの登録はこちら（無料）