愛媛大学医学部耳鼻咽喉科学教室
1980 年 73 巻 9 号 p. 1497-1501
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小児副鼻腔炎に塩化リゾチームの大量療法 (12才未満1日量18mg, 12才以上1日量27mg) を試みた. 投与期間は平均40日間で, X線所見を主体にした総合判定で, 著効有効例併わせて70%に症状, 所見の改善がみられた. このことにより, 塩化リゾチームの大量療法は有用な治療手段の一つとして結論された. ただ, 治療効果の永続性については更に慎重な検討が必要である. 本療法による副作用は認められなかった.
耳鼻咽喉科京都臨床
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