耳鼻咽喉科臨床
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Sulpiride による咽喉頭異常感症の治療成績
山際 幹和福生 治城西岡 博之坂倉 康夫三吉 康郎
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1985 年 78 巻 8 号 p. 1663-1673

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抄録
咽喉頭異常感を主討として受診した104例 (男51例, 女53例) を Sulpiride (Dogmatyl) 300mg/日を14日間投与して治療し, 以下の成績を得た.
1. 副作用は3例 (2.9%) に出現し, うち腹部不快感を訴えた1男性例で休薬を余儀なくされた.
2. 効果判定が可能であった103例のうちで自覚的に異常感が50%以上改善した例 (有効例) の占める割合は, 投薬開始後 1, 2, 3 (投薬中止後1) 週目で, それぞれ56%, 66%, 61%であった. 他薬剤による本症の治療成績と比較した場合, 本剤で治療した例の中で症状が完全に消失した例の占める割合が高く, 長所であると言えた.
3. 神経症的傾向が低いと考えられる例ほど効果的であったが, うつ状態にあると考えられる例に対して特に効果的であるとは言えなかった. ただし, 後者において, 症状が完全に消失する例の占める割合が高かった.
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