燃料協会誌
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鉄鋼材防蝕用タール系塗料について
昭和30年11月22日特別講演
渡眞 治郎結城 仲治
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1956 年 35 巻 5 号 p. 288-294

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抄録
各種腐蝕により失われる鉄鋼材の消耗は想像外に烈しく, このため防蝕を目的とする各種の塗料が考案実用化されている。しかしながらこれらはいずれも高価な展色剤, 顔料を必要とし, 効果の面は別として, 価格の点において必ずしも満足すべきものでない。
ここにあげるタール系塗料は, もちろんある程度の加工を必要とするが, 従来のものに較べ極めて安価で, その使用効果の点からもまたみるべき竜のがある。
その因て来るところを説明し, 現在米国で盛に活用されているタール系塗料, 特に焼付用エナメルなどに劣らぬ品質のものを膨潤炭を主材とする方法により製造しうることを実験室的および中門規模試験装置により確認したものである。
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