一般に坑内ガスと呼ばれているメタンー空気の混合ガスを部分酸化および変成を行うことによって直接的にアンモニア合成用ガスを得るための基礎資料を求める実験を行つた。
実験方法および結果の解析に当っては, 既設の水添廃ガス処理用のパイロット・プラントを利用して行う運転のための基礎資料を得るべく合目酌的に処理した。従つて反応速度の解析などにおいても交互作用などの厳密な吟味は省略した。
反応条件および実験装置のスケールなどから理論的な反応速度えの展開が困難であり, 関連づけが行えなかったのはきわめて残念であるが, 所期の目的である運転指針について有効な知見を得ることができた。