燃料協会誌
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石油芳香族とその合成高分子原料としての利用
昭和36年1月24日燃料協会賞受賞講演
雨宮 登三
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1961 年 40 巻 5 号 p. 359-366

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抄録

石油芳香学族の生産量は昭和35年度において98, 168tに達し, 全芳香族炭化水素生産量中の約40%を占め, ベンゼンについては約11%, トルエンについては約57%, またキシレンについては約82%を占めるにいたつた。これらは各種合成高分子の製造原料としてますます重要な役割を演じつつあるが, 今後は特にトルエン, キシレン, あるいはさらに高沸点のアルキルベンゼンの活用について研究せねばならない。

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