燃料協会誌
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TG式接触分解油ガス装置
昭和37年1月25日燃料協会賞受賞講演
栗田 寅雄
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1962 年 41 巻 5 号 p. 422-440

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抄録
東京ガス (株) では早大, 東大および九州耐火煉瓦 (株) などの協力の下に, 約8年の年月を費して画期的な性能を有するTG式接触分解油ガス装置を完成し, 現在東京ガスでは11基が稼働し, 原料処理量1, 110kl/日, ガス製造量200万m3/日の多きに達している。
本装置の特長は触媒の充填量が少く, 広範囲の原料油をガス化することができ, 建設費も安く, ガス組成およびガス化効率がすぐれ, きわめて安定した操業ができる点にある。
本装置の開発に当って, 最も苦心された点は触媒の開発と装置そのものの開発とであった。本報告にはこれらの開発の詳細な経過がのべられている。
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