抄録
筆者の1人は昭和23年 (1948) 以来の砒酸塩系けい光物質の研究の結果, 砒酸マグネシウムが深赤色のけい光を発することを見出した. このけい光物質を旧いた各種のデラジクスー型けい光ランプの演色性の評価についてHarrison法, 東氏法, およびHunterのα, β系により基準光源と各種けい光ランプによる色度点の差Δα, ΔβをL. P. D. で表し, さらに明度の差をJuddの次式で表わし計算した.
ΔE=fgΔC=fg√(k4√Y・ΔS)2+(Δ√Y)2
k=7, ΔS=√(Δα)2+(Δβ)2
fg: 光沢に関する常数