主催: 日本風工学会
共催: 日本建築学会, 日本鋼構造協会, 土木学会, 日本気象学会
会議名: 第25回風工学シンポジウム
開催地: 東京,東京工業大学 大岡山キャンパス
開催日: 2018/12/03 - 2018/12/05
風洞実験結果に基づき、片流れ屋根と切妻屋根形状が連なった屋根であるマルチスパン屋根に作用する、外装材設計用負のピーク風圧係数を検討した。考慮したパラメータは屋根形状・勾配(5, 10, 20, 30度)、スパン数(1~5)である。屋根形状と勾配の違いは負のピーク風圧係数が屋根面に発生する位置とその大きさに、そしてスパン数に関してはシングルスパンとそれ以上では負の風圧係数分布に大きな違いを引き起こすことが分かった。スパン数2から5の間では大きな差は生じなかった。アメリカ設計標準(ASCE7)との比較も行い、ASCE7では屋根勾配の影響が正しく反映されていないこと、そして屋根勾配20度、30度においては領域分けが適切でないことを示した。