生後2カ月から2年の乳幼児を定期的に屋外で日光浴を行う群と, 日光浴をせず屋内で毎日一定時閥健康線用けい光灯の照射のみを行う群とに分け夏季を含む6カ月間観察し, この両者を比較検討したところ, 身長や休重の増加, 手根骨発育, クル病の治癒および予防等の点に有意差が認められなかった. すなわち乳幼児に対する健康線用けい光灯照射は適度の日光浴と同効果が得られるものと考えられる. 健康線用けい光灯の効果については, 従来動物実験の結果は発表されているが, 直接人体に対する効果の研究はこれが初めてである.