造園雑誌
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キンモクセイの挿木試験
安蒜 俊比古
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1960 年 24 巻 1 号 p. 5-6

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抄録
i) キンモクセイの挿木は発根不良とされていたが試験の結果その方法によつては活着率を向上させる事が出来る。
ii) 従来に於ける挿木の口除け期間が約60日間で活着率は平均40%前後であつたが、今回の期間が130日間で平均78%の発根率を見たのでキンモクセイの挿木の日除け期間は長くする事がよいと思う。期間の長さの限度は今後の検討にまつ事にしたい。
iii) 遮光の度合が1、2、3区の順に、かつ処理の有無に関係なく発根率が低下していくので、日除けの程度は日の光がちらちらもれる程度がよい。
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© 社団法人 日本造園学会
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