造園雑誌
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福羽「園芸論」への動向とその造園学的性格
渡辺 達三藤崎 健一郎
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1982 年 46 巻 5 号 p. 66-71

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抄録

造園学形成への最初の動きは, ほぼ,「東京市区改正時代」(1884~1903) に園芸の分野においてみられた。横井は「園芸考」で園芸の分野として, わが国在来の庭園技術の体系化を図り, 福羽は「園芸の区域を論ず」で, 公園をも範疇とする近代的な造園 (学) の必要性を示唆し,「園芸論」で, 原論部分を用意し, 計画設計施工部門の必要性を論じ, 造園学の体系化への一歩を築いている。

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© 社団法人 日本造園学会
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