造園雑誌
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日光地域の野外レクリエーション利用の変遷に関する研究 (1868年-1931年まで)
永嶋 正信
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1984 年 48 巻 5 号 p. 25-30

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抄録

日光地域における1868-1931年までの間は, 野外Recの利用としみた場合, 大きな変化がある。江戸時代の庇護がなくなった地域で, 歴史的建造物, 名勝地を維持していくことが大変な仕事であった。やがて皇族の利用, 諸外国の大公使館の別荘がつくられ, 外務大臣が来訪するなど国際的にも重要さを加えていた。1879年に保晃会が設立されたがその当初から我国の大公園として日光地区を考え, 1911年の請願に向けてその機が熟していった。

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© 社団法人 日本造園学会
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