抄録
庭園景観に対する評価構造を, 日本の代表的庭園景10景, イギリス, イタリア, スペイン, 中国, フランスの代表的庭園景それぞれ5景, 合計35景の35ミリスライド映像を刺激として, 被験者30名 (学生) により視覚心理実験を実施し, その景観評価を考察した。実験結果の因子分析から4つの顕著な因子軸が検出されそれらは (1) 快適性,(2) 囲続性,(3) 自然性,(4) 華寂性であった。また庭園景サンプルの因子空間に占める位置が国別庭園にまとまる傾向を示すことから, 各国庭園景に対する一定の評価の構造 (イメージ) が認められた。