ランドスケープ研究
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ガートルード・ジーキルの自然観とコテッジガーデン
宮前 保子
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1999 年 63 巻 5 号 p. 403-408

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抄録
コテッジガーデンは, 風景式庭園の衰退と共に新しい庭園様式としてブルジョワ階層に受け入れられた。この新しいコテッジガーデンの基盤となる自然観について, 庭園デザイナーであるガートルード・ジーキルの著書等をもとに考察した。その結果ジーキルは自然美に学び, 自然と人間との伝統的な関わりを重視し, 庭園における植物, 特にイギリス自生植物を尊重した庭園をつくりあげるべきであることを主張した。その背景にはガーデンジャーナリストの自然観や共同デザイナーである建築家の意匠が影響を与えているが, ジーキルの自然観は今日の自然保全思想にも受け継がれている。
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© 社団法人 日本造園学会
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