抄録
著者らは,サービス工学研究会と呼ぶ産学連携の研究組織において,サービスを設計するための工学的方法論を構築することを目的とした研究活動を進めている.本稿では,サービス工学研究会の活動成果として,電力設備の工事·保全サービスに対して,受給者を起点としたサービス改善設計を支援する手法を適用した成果を報告する.本活動では,(1)サービスに対する受給者の要求を獲得するための手法と(2)受給者満足を最大化するために実施すべき改善案を最適化計算により特定するための手法を上記事例に適用した.そして,その結果,上記手法がサービス改善において有効に利用可能であることを確認した.