日本経営工学会論文誌
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原著論文(事例研究)
自動車部品における製品アーキテクチャの形成プロセスに関する一考察
及川 忍伊藤 誠悟
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2014 年 64 巻 4 号 p. 543-556

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抄録
近年は優れた商品を開発しても利益に結びつかない事例が増えてきている.製品アーキテクチャは活発なイノベーションが事業成果に結びつかない状況を説明するのに有用な概念としてイノベーション論や技術経営論の研究者の関心を集めている.本稿は製品アーキテクチャの形成プロセスについて考察を行うものである.他分野の製品では新技術を導入するとモジュラー型アーキテクチャからインテグラル型アーキテクチャへ変化するとされている.本事例の分析からは構成部品階層ではモジュラー化し,構成部品の進化を促進したと考えられる.また,自動車部品の製品範囲は表層的には判断できないため,アーキテクチャの階層性という概念が重要であることを明らかにした.
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© 2014 公益社団法人 日本経営工学会
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