抄録
織機を選択する場合に与えられる条件が変われば, 選択の際の優位性も異なってくるので, その条件として, (1)所定の生産量を基準とする場合, (2)所定の台数を基準とする場合, (3)収容建物面積が与えられた場合, の3条件を設定し, これらの条件が織機を経済性の立場から比較する場合にどのような影響を与えるかを考察した.すなわち上記3条件について, (1)2直操業と3直操業の比較, (2)各要因の感度分析, (3)要因変動の影響の比較, を行ない, それぞれの条件によってえられた結果を報告する.これらの結果は織機の型によってもそれぞれ影響が異なるので, 代表的な機種についての数値例も示した.