日本経営工学会誌
Online ISSN : 2432-9983
Print ISSN : 0386-4812
最新号
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  • 原稿種別: 表紙
    1996 年 47 巻 2 号 p. Cover1-
    発行日: 1996/06/15
    公開日: 2018/12/17
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1996 年 47 巻 2 号 p. Cover2-
    発行日: 1996/06/15
    公開日: 2018/12/17
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 目次
    1996 年 47 巻 2 号 p. Toc1-
    発行日: 1996/06/15
    公開日: 2018/12/17
    ジャーナル フリー
  • 高橋 武則, 郷 直樹
    原稿種別: 本文
    1996 年 47 巻 2 号 p. 51-58
    発行日: 1996/06/15
    公開日: 2018/12/17
    ジャーナル フリー
    本研究では, 各サンプルを複数のカテゴリーのうちの1つに分類する検査が実施されている工程の管理を行う場合を取り上げる.従来はカテゴリーが2つの場合にp管理図やpn管理図が用いられ, カテゴリーがそれ以上の時はDuncan〔1〕の提案したカイ2乗管理図が用いられている.加えて近年, 玉木ら〔6〕はDuncanの提案した管理図を発展させた管理図を提案している.しかし, これらの管理図は, いずれも統計的管理状態を群間変動が存在しない状態であるという定義のもとに, 2項分布や多項分布を用いて設計されている.しかし, 短いサイクルで次々と新製品が登場する分野では群間変動を考慮した新しい管理図が必要である.本研究は, 複合分布に従うカテゴリカルデータに基づいた新たな管理図を提案し, その危険率を明らかにする.
  • 荒木 創, 木村 有寿, 有薗 育生, 太田 宏
    原稿種別: 本文
    1996 年 47 巻 2 号 p. 59-68
    発行日: 1996/06/15
    公開日: 2018/12/17
    ジャーナル フリー
    最近木村らは, 連続する数期分の需要量の実績値をニューラルネットワークに入力し, 直後の1期の需要量を予測する需要予測モデルを提案した.本研究では, このモデルにおいて単数であったニューラルネットワークの出力層ユニット数を複数とした上で, 複数期の需要量を同時に予測する手法について考察する.具体的には, 需要量の値そのものに基づいて予測を行う方法に換えて, 需要変動量, すなわち連続する2期の需要量の差に基づいて予測を行う需要予測モデルを提案し, シミュレーションにより提案モデルの学習および予測の能力を検証する.加えて, 誤差逆伝播学習において, ニューラルネットワークの各ユニットの特性関数の形状を時変とし, ユニットごとにこれを更新する変傾法を本研究で提案する需要予測モデルに適用して, シミュレーションにより学習および予測の能力を検証した結果についても示す.
  • 市橋 秀友, 三好 哲也, 長坂 一徳, 白井 正志
    原稿種別: 本文
    1996 年 47 巻 2 号 p. 69-76
    発行日: 1996/06/15
    公開日: 2018/12/17
    ジャーナル フリー
    非線形な入出力関係や説明変数と応答変量との関係を多項式で近似しようとした時の変数の選択と必要な項の選択は一種の組み合わせ最適化問題であり, 多変数を扱う問題では計算コスト上の困難さがある.変数組み合わせ計算法(GMDH)はそのための有効な手法であるが, 基本的には非常に多くの組み合わせを計算する必要があり, 簡単なモデル同定法とはいえない.本研究ではBernstein多項式による簡便なモデル同定法を取り上げる.B-スプラインをファジィ集合のメンバシップ関数とみなして, ファジィID3を適用することによって, 多項式近似によるモデル同定が容易に可能であることを実験データを用いた数値例により示す.同定されたBernstein多項式は内部節点のない2次のB-スプラインの積の項からなっているので, それをメンバシップ関数と見なすことによってファジィルール形式の知識として, また木構造の決定木として表すことができる.
  • ドゥイアント ガトット, 大崎 紘一
    原稿種別: 本文
    1996 年 47 巻 2 号 p. 77-83
    発行日: 1996/06/15
    公開日: 2018/12/17
    ジャーナル フリー
    本研究では, グローバル生産に対応できる柔軟性の高い組立ラインをMRPのストラクチャーの部品表(BOM)に基づいて編成する手法を提案する.BOMの部品/ユニットのレベル内, レベル間の縦および横先行関係さらに優先規準より, レベルごとに部品/ユニットの供給ステーションの順序を決定する.次にピッチタイムを与え, 一人または一台のロボットで作業可能なエリアを設定し, 各部品/ユニットの取置き, 組立時間より, 順序付けられている数供給ステーションを1組立ステーションとする編成を行う.そして, 部品/ユニットの購入形式, 所要量, などから組立ラインのレベルを設定する.
  • ワンウィワッシン ポーンデット, 柳川 佳也, 宮崎 茂次
    原稿種別: 本文
    1996 年 47 巻 2 号 p. 84-90
    発行日: 1996/06/15
    公開日: 2018/12/17
    ジャーナル フリー
    JIT生産方式における多品種の組立スケジューリング問題において, 最も重要な目標は, 組立工程で消費される部品の消費速度を一定に保つことである.この目標を達成するために, 目標追跡法をはじめ, 様々な解法が提案されている.種々な従来の研究で, 各製品の部品消費量が異なるという問題は取り扱われているが, 各製品の組立時間が異なるということは考えられておらず, 部品の消費速度一定の目標にどのような影響を与えるかは触れられていない.本報文では, 単一組立工程で異なる部品構成および異なる組立時間をもつ多品種の製品組立スケジューリング・モデルにおいて, 各製品の異なる組立時間を考慮して, 目標追跡法に基づいた製品の投入順序解法を新たに提案する.提案法を評価するために, 種々の数値例を解き, 提案法の有効性を示す.また, 各解法を用いて得られた結果を比較する.
  • 天田 三郎
    原稿種別: 本文
    1996 年 47 巻 2 号 p. 91-99
    発行日: 1996/06/15
    公開日: 2018/12/17
    ジャーナル フリー
    タレットロボットによって構成される混合品種ラインの設計法を提示し, その有効性を示した.この設計法は, 実施されることを望まれた複数の生産計画を最小ステーション数のラインで実施できるように, 次の決定を行う.(1)各ステーションに設置するロボットの種類.(2)各ロボットに装着するツールの種類.(3)各ロボットとツールが遂行する要素作業.この設計法は分岐限定法である.その主な用途は実用的な設計法の評価と小規模の設計問題を解くことである.
  • 中島 健一, 大野 勝久
    原稿種別: 本文
    1996 年 47 巻 2 号 p. 100-106
    発行日: 1996/06/15
    公開日: 2018/12/17
    ジャーナル フリー
    ジャストインタイム(JIT)生産システムにおける外注部品の発注は, 外注かんばん方式により管理されている.著者らはこれまでに, 外注かんばん方式において繰り越し需要量の解析から平均費用を最小化する最適かんばん枚数と最適引き取り周期を決定するアルゴリズムを提案した.本研究では, 外注かんばん方式の確率的性質とその最適性について議論する.まずはじめに, かんばん枚数, 生産能力, 需要分布が変化した場合, 繰り越し需要量がどのように変化するかを確率順序及び凸順序を用いて示す.ついで, 外注かんばんを用いず, 各期首に部品在庫量を調べ発注量を決める生産システムを考え, 平均費用を最小化する最適発注政策を求める問題を時間平均マルコフ決定過程として定式化する.さらに需要分散, 引き取り周期を変化させ, それぞれの場合において得られた最適発注政策と外注かんばん政策とを数値的に比較し, 外注かんばん方式の最適性について検討する.
  • 後藤 正幸, 内園 みどり, 俵 信彦
    原稿種別: 本文
    1996 年 47 巻 2 号 p. 107-116
    発行日: 1996/06/15
    公開日: 2018/12/17
    ジャーナル フリー
    生産-在庫システムでは, 在庫量と発注量をともに制御する発注システムの研究が重要である.この問題に対して最適な発注システムを構成し, 同時に需要系列の変化への対処, 多段階への拡張を考えると, 最適制御理論による定式化が必要である.このためには自己相関をもつ需要系列に対して, 最適制御則を構成しなければならない.一方, 最適レギュレータは雑音の白色性を仮定しており, 有色雑音をもつシステムの最適制御則は厳密に研究されておらず, このような有色雑音に対する最適制御則を定式化することは, 工学的に意味がある.そこで, 本稿ではまず, 有色雑音の存在する線形システムの有限時間の最適制御則を定式化し, 定常解へと拡張する.さらに, この制御系を単一品目, 単一工程の生産-在庫システムに適用して, 最適な発注システムを構成する.
  • 辻村 泰寛, 玄 光男, 高村 和央
    原稿種別: 本文
    1996 年 47 巻 2 号 p. 117-125
    発行日: 1996/06/15
    公開日: 2018/12/17
    ジャーナル フリー
    フレキシブル鍛造機(FFM)におけるパーツ加工スケジューリングは生産コストに大きく影響を及ぼすものであり, 総パーツ交換コストを最小にする最適スケジューリングを求めることは重要な問題の一つである.この問題は, NP困難な組合せ最適化問題となるが, そのような問題の効率的な解法として遺伝的アルゴリズム(GA)が最近注目されている.しかし, GAを用いてこの種のスケジューリング問題を解く場合, 世代の進行の過程で局所解へ陥落してしまい, あまり良い解が得られない場合がある.この問題は, 世代の進行にしたがって, 集団内で類似した染色体が多くなるため, 遺伝的操作の効果が著しく低下するために生じるものである.本論文では, 各世代で染色体集団の多様性を情報エントロピーにより評価し, 世代の進行による局所解への陥落を防ぐことで, 上述のような問題を解決した改良遺伝的アルゴリズムを用いた, 効率的なFFMのスケジューリング問題の解法を提案する.
  • 上原 秀一, 松井 正之
    原稿種別: 本文
    1996 年 47 巻 2 号 p. 126-134
    発行日: 1996/06/15
    公開日: 2018/12/17
    ジャーナル フリー
    本論文は, 動的ルーチングを用いたフレキシブル生産システムについての研究を発展させている.最初に, 閉待ち行列ネットワークモデルを用いた性能評価を若干改良し, 対応するシミュレーション・モデルと比較した.次に, システムの挙動を固定ルーチングの場合と比較し, その結果, 動的ルーチングの方が固定ルーチングの場合よりもシステムのスループットが大きいことを確認, また固定ルーチングの場合と異なり局所容量の増加に対し単調増加であることなどがわかった.さらに, それらの性質を考慮した, 二つの構成問題を定式化した.すなわち, 一つは費用が一定のもとでのスループット最大化問題であり, もう一つはスループットが一定値以上のもとでの費用最小化問題である.最後に, 二つの問題に対して, 陰的列挙法アルゴリズムによる解法を与えて, 構成例を示した.
  • 横山 雅夫
    原稿種別: 本文
    1996 年 47 巻 2 号 p. 135-141
    発行日: 1996/06/15
    公開日: 2018/12/17
    ジャーナル フリー
    離散的な期からなる有限の計画期間において, 時間とともに変わる確率的な需要量のもとに, 1台の機械を交替で使用して複数品目の製品を加工する生産システムについて検討を行い, そのための新しい最適化モデルと解法を提案している.問題は, 生産費用, 在庫保管費用, 品切費用および段取費用の総和の期待値を最小にする品目と生産量を決定することであり, 全体をマルコフ決定過程として定式化することは可能であるが, しかしそれは実用的ではない.そこで本研究では, 品目の決定は計画期間の初めに定める変数として扱い, 生産量については政策として決定する折衷的モデルを構築している.そして, 問題の性質を明らかにする二つの命題を導入するとともに, それらに基づいて部分問題の下界値を求める方法を提案し, これを用いた分枝限定法による計算手順を展開している.また, 数値計算例により提案するモデルの意味を明確にするとともにその妥当性を示している.
  • 原稿種別: 付録等
    1996 年 47 巻 2 号 p. App1-
    発行日: 1996/06/15
    公開日: 2018/12/17
    ジャーナル フリー
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