日本経営工学会誌
Online ISSN : 2432-9983
Print ISSN : 0386-4812
企業の利益創造システムの工学的研究
川上 晃次郎
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1981 年 31 巻 4 号 p. 363-372

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抄録
この論文は, 経済変動に誘因される売上高の変化に対応できる利益創造システムの定式化を目的としている.売上高経常利益率と損益構造の相関分析にその緒を求め, システム論的思考のもとに, 効率経営の評価基準としての経営効率なる概念, ならびに, 不可避的条件としての売上高の変動をともに包含する利益モデルの構築である.それはたんに売上高経常利益率だけでなく, 経営資本利益率を求める定式化である.さらに, 利益計画・損益構造改善の計画化を容易化するための, 実用的な数表および計画図表を例示する.
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© 1981 公益社団法人 日本経営工学会
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