日本経営工学会誌
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最適尺度変換を用いたレイティングモデルに関する研究 : 人事考課における評定要素のウェイトに関する研究(第2報)
山下 洋史尾関 守
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1989 年 40 巻 2 号 p. 97-101

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抄録
人事考課における評定データは人事管理における一大情報源である.しかし, 人間が行う評定は順序尺度の水準は満たしているが, 間隔尺度としての水準に達しているかどうかは疑問視されることが多い.したがって, この情報を有効に活用するためには四則演算の可能な間隔尺度に変換する必要がある.本研究では, 評定要素に対するウェイトの推定と同時に評定データの間隔尺度化を行うために, 最適尺度変換を用いた新しいレイティングモデルを提案する.そして, このレイティングモデルから得られた結果によって評定要素の重要性と評定段階の尺度値について検討する.
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© 1989 公益社団法人 日本経営工学会
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