抄録
船舶機関部の配管装置の設計, 製図作業は今日まで, 最も難解なものとして長年の経験を持つ設計者を必要としてきた.しかるに, 最近の設計作業の近代化に伴い, 配管装置設計製図作業のスピードアップと内容の精度向上及び設計者の省力をはかるため, これを機械化する必要性が迫って来ている.そのため, 日本の造船所の機関ぎ装設計のデザイナ及びドラフトマンが集まって, 機関室の配管装置図作成作業の電算化を過去3か年にわたって研究を続けて来たが, この論文では研究会で開発したロジックを中心に, アウトプット図等を加えて紹介を行なった.
