抄録
本Recommendationの鍵となる要点は次の通りである.
1.燃料処理システムは納入時期の異なった燃料を隔離しておけるように設計すること.
2.すべて燃料移送管系にはトレースヒーティングをつけること.
3.セットリングタンクは従来の24時間の容量より小さくてよい.10時間で十分, 又さらに小さいものでも可能のようである.
4.サービスタンクは10時間あるいはそれ以下の容量を持つものでよい.
5.親和性, 安定性の良くない低質油を入手するリスクの程度によって, セットリングタンク及びサービスタンクをダブルにすることは燃料をできるだけ隔離して保管するために考慮されるべきことである.
6.ヒータの周到な設計と位置は重要である.約170℃以上の表面温度は避けられるべきである.
7.清浄機は燃料処理の鍵となる要素である.“近代形システム”の項で述べた形式の一つを選定することは最高約1010kg/m3 (15℃) の密度を持つ燃料まで使用する自由を与える.
8.必要な低通油量で使用できるように正しいサイズの清浄機を設置すること.
9.燃料供給ポンプは容積形ポンプで, セットリングタンク近くに設置すべきである.
10.清浄油の出口には一定の背圧がかかっているようにすべきである.
11.スラッジ排出管は大きな断面積を有するもので, 真っ直ぐで垂直に配管すべきである.
12.加圧されたブースタシステムは高粘度燃料油に伴ういくつかの問題を回避する.
13.乳化装置は清浄機を通過した拡散されていない水分に関連する潜在的なリスクを減少する.
ホモジナイザは同じ機能を行い, 加えて不安定な燃料によって起されるフィルタのつまりの程度を減少する. (これはエマーゼンシーの状態において重要である.) これはメーンフィルタの前, あるいは追加的にセーフティフィルタの前に設置されるべきである.
14.細い目のメーンフィルタの設置は清浄機にとって論理的な必要な装置である.
15.部分的逆洗を持つ自動自己洗浄形フィルタを使用することを奨める.非常に細い目を持ち, エレメントを清浄に保つ特殊装置を持つ新しい形式は考慮に価する.
16.メーンフィルタとエンジンの間にあるパイピングや装置が多ければ多いほど, 別のセーフティフィルタをエンジンの直前に置く理由が多くなる.
17.システム内におけるメーンフィルタの位置については共通した見解はない.
18.オペレーターによる燃料ブレンディングはリスクがあり又非常に経済的であるとは言えない.もし行うのであれば, エンジンの直前においたOn-line blendingを使用すべきである.