情報メディア研究
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研究ノート
国会会議録の理解支援に向けた情報構造化
二段階要約と議論動態分析による概念実証
名知 浩一郎
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2026 年 25 巻 1 号 p. 9-25

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抄録

 国会会議録は民主主義を支える重要な公共情報であるが,膨大な分量と高い専門性のため,要点・構成・推移の把握は容易でない.本研究は,2023 年衆議院経済産業委員会会議録を対象に,BERT+MMR による抽出型要約と,参照制約型生成を用いた Claude Sonnet 4 による抽象型要約を接続し,BERTopic によるトピック抽出と時系列可視化を統合した分析枠組みを概念実証した.抽出 0.96%,抽象 0.11%の高圧縮下でも,自動評価と形成的人手評価により,忠実性と可読性を両立した要約生成,議論動態の記述的把握,ならびに要約と可視化を併置した情報提示の成立可能性を確認した.本枠組みは,長大な国会会議録を市民に開かれた公共的デジタル情報資源へ再編するための設計原理を,情報メディア研究の観点から提示するものである.

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