情報メディア研究
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論文
  • 桂 瑠以, 橋本 和幸
    2019 年 18 巻 1 号 p. 1-12
    発行日: 2019/05/10
    公開日: 2019/05/10
    ジャーナル フリー
    本研究では,60代から80代の高齢者1000名を対象に調査を行い,高齢者のインターネット(以下,ネット)の使用状況を年代別に検討し,ネットの使用が社会的活動及び精神的健康に及ぼす影響関係を検討することを目的とした。その結果,使用状況として,年代によりネットの使用に差異がみられ,年代が高いほど通話を多く行う一方,年代が低いほどSNSや携帯電話でのネットの使用が多いこと等が認められた。また,ネットの使用が社会的活動及び精神的健康に及ぼす影響として,60代の一部のネットの使用を除き,おおむね,ネットの使用が多いほど社会的活動が促進すること,社会的活動の中で,外出頻度が多いほど精神的健康が高まること等が認められた。とりわけ70代,80代では,ネットの使用が多いほど,社会的活動を介して,精神的健康が向上することが示唆された。
  • ラミ
    2019 年 18 巻 1 号 p. 13-27
    発行日: 2019/05/31
    公開日: 2019/05/31
    ジャーナル フリー
    人々は日常生活において視覚、聴覚、触覚を通した体験について表現することがある。近年、情報探索行動の分野において、身体情報と呼ばれる身体や感覚を通して経験する情報に対する関心が高まっている。一方、既存の研究では単一の身体部位や感覚に焦点を当てており、複数種の身体情報の関係に関する知見は限定的である。そこで、本研究では、情報探索行動における視覚、聴覚、触覚の使用に関する更なる知見を得るために、東日本大震災の情報探索行動を調査した。具体的には、259 名の体験記を対象に、内容分析を行った。その結果、 感覚の使用は情報ニーズ、情報源、情報入手経路によって変化することが示唆された。さらに、 東日本大震災の情報探索行動における視覚、聴覚、触覚の使用傾向は、性別、所在地、年齢層によって異なる ことが示された。
研究ノート
  • 岡野 裕行
    原稿種別: 研究論文
    2019 年 18 巻 1 号 p. 29-40
    発行日: 2019/06/28
    公開日: 2019/06/28
    ジャーナル フリー

    大学図書館における学生協働の多くは,大学図書館職員が図書館業務の一部を学生に任せる形態になっている.そのため,当初は学生と大学図書館職員のみに関係する活動と認識されていた.この取り組みが全国各地の大学へと普及するにつれて,大学図書館職員以外の人や組織との協働関係も築かれるようになった.また,協働関係が多様化することで,その活動場所も大学図書館内に制限されることなく,空間的な広まりも見られるようになった.学生が自らを協働の主役に位置づけ,立場の異なる人たちと協働関係を築くことで,大学図書館の活性化活動で培った力を,さまざまな機会に応用できるようになった.学生たちが協働相手とパートナー関係を結び,学びの形を自らデザインし直す機会を得ることで,学生視点による創造的活動の成果を大学図書館へ還元することができる.

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