1960 年 22 巻 p. 31-39
以上をまとめれば、一般大学生と大差はないが、第8表および、第3図の心配の原因と比較す[figure]ると、商船大学生は経済観念がうすいように思はれる。又、自己の関心については、航海科2学年以外は低く、将来の自己の職業に対する関心が多い。これを分析してみると第16表のように、長期実習になると特に船員生活に対する関心が多く出ていることがめだつ。[table]今後、集団教育の実施にあたり、実習生の関心領域が、どのような反応と傾向を示し、実習生の精神構造の一端を科学的に分析して、これにもとずいて適切な指導を行ないたい。