抄録
三重県津市美杉町において、地域住民への聞き取り調査を中心としたフィールドワークを通して、地域の自然事象に関する標本や伝承などの資料を収集した。本論文は、これらの資料をもとに、地域の小学6年生を対象とした「美杉博物館」と「大洞山のなぞを探る」授業を開発した実践報告である。授業実践を行ったところ、児童の地元に対する興味・関心が醸成され、地元の自然に対する理解を深めることができた。また、著者らのフィールドワークを通した住民との交流が、住民の地域に対する見方についての変容をもたらすことが分かった。