主催: 日本観光研究学会
会議名: 日本観光研究学会全国大会
回次: 40
開催地: 石巻専修大学(宮城県石巻市南境新水戸1)
開催日: 2025/12/05 - 2025/12/07
p. 24-28
2011 年 3 月 11 日に東日本大震災が発生してから数か月後、被災地では、被災経験の記憶を伝承することの重要性を訴える一方で、非被災者の無関心を懸念する声が聞かれた。だが、実際には、直接的に東日本大震災を経験していなくとも、地域・国境を越えて多くの人たちが被災者の苦しみに共感を寄せ、震災復興を願いながら、被災地内外でのボランティア活動や観光振興に向けた取り組みに尽力してきた。本論では、A.シュッツや M.アルヴァックスらの議論を参照しながら、震災復興に向けた非被災者の実践に着目し、時空を越えた被災経験の共有可能性と記憶の共同体に関する社会学的考察を試みたい。