日本看護評価学会誌
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原著
DPC/PDPSにおける入院基本料と看護必要度の関連の検討
秋山 智弥秋山 直美林田 賢史
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2013 年 3 巻 1 号 p. 11-20

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抄録
 本研究の目的は,DPC/PDPSにおける入院基本料と看護必要度の関連を検討することである.2008年7月から2010年3月までのA病院の入院患者を対象とし,病名と手術の組み合わせで20件以上のデータを有した179グループ,18,388件を分析対象とした.まず各症例の「看護師1人あたり収入額」を算出し,その後各グループの「看護師1人あたり収入額」の平均値を用いて,全グループを過小評価群,平均周囲群,過大評価群の三群いずれかに分け,各グループの看護必要度項目該当者割合及びA項目とB項目の平均得点の比較を行った.その結果,(1)群間で看護必要度項目該当者割合及びA項目とB項目の平均得点に違いがみられること,(2)現行制度では一部の患者で看護が適正に評価されていないことが明らかとなった.また,診断と治療の組合せに看護必要度を加味することで,看護の対価をより適切に反映した制度に改善される可能性も示唆された.
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© 2013 日本看護評価学会
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