簿記研究
Online ISSN : 2434-1193
オランダ東インド会社日本商館とその文書─日記・書翰控簿・帳簿─
松井 洋子
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2025 年 8 巻 2 号 p. 1-9

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抄録
オランダ東インド会社は,ヨーロッパとアジアを結ぶ貿易とアジア域内貿易を通じて巨大な利益を上げており,日本商館もそのネットワークの一端を担っていた。各地商館からバタフィア総督府を経て本国重役会には,書翰・日記・帳簿などにより活動の成果が報告され,本国,バタフィアから各地へ指示が伝達された。現在はオランダ国立中央文書館にある日本商館の文書は,各地商館文書の中で質量ともに最大である。オランダ東インド会社は早い時期から複式簿記を採用していた。日本商館においても,バタフィアを本店とする支店帳簿として仕訳帳・総勘定元帳が毎年作成されており,その大半が現在も残っている。本稿では,近世の日蘭関係と日本商館の活動を概観し,その文書の種類と性格を示したうえで,基幹帳簿を中心に帳簿類について紹介する。
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2025 日本簿記学会
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