北海道大学数学科
1999 年 26 巻 2 号 p. 66-
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氷柱の太さの振動波長が8mmを中心とした正規分布をなしている事が実験的に知られている。一般にこのような結晶化に由来する不安定性はMullins-Sekerka理論で理解されるが、この系に適用してみるとMS理論ではこのような波長の揺らぎを再現できないことがわかる。本論では、MS理論と表面を流れる液膜流に生じる表面波との相互作用を通じて、特有の波長の揺らぎが生じることを示す。
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