放射光その場X線回折測定による高温高圧下反応の研究 : アルミニウム水素化反応の放射光その場観察(<特集>高圧力下での結晶成長)

齋藤 寛之; 町田 晃彦; 片山 芳則; 青木 勝敏

doi:10.19009/jjacg.38.1_55

齋藤寛之, 町田晃彦, 片山芳則, 青木勝敏

著者情報

ジャーナルフリー

2011 年 38 巻 1 号 p. 55-61

DOI https://doi.org/10.19009/jjacg.38.1_55

詳細

抄録

キュービックタイプマルチアンビルプレスと放射光X線回折法を組み合わせることで,高温高圧下の試料の構造情報をその場で得ることができる.本稿ではエネルギー分散法と角度分散法の2種類の方法による放射光その場観察技術を説明する.またこれらの測定方法を利用した研究の実例としてアルミニウムの高温高圧下での水素化反応を調べた結果を紹介する.本手法は高温高圧下での結晶成長研究にも有効であると期待している.

責任著者(Corresponding author)

J-STAGEへの登録はこちら（無料）