日本応用動物昆虫学会誌
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琉球におけるサビアヤカミキリについて
小島 圭三渡辺 弘之国吉 清保
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1964 年 8 巻 1 号 p. 76-78

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抄録
サビアヤカミキリは琉球地方において,生きたタケ類にひどい害をあたえている。
サビアヤカミキリの成虫は5∼8月に,生きたタケ類の幹に大あごでかみ傷をつけて,その傷の中へ1個ずつ産卵する。しかし,太いタケ類には不完全なかみ傷だけをつけて,卵を産みこまない場合もある。
幼虫はタケ類を食し,約2年後にさなぎを経て成虫になる。この成虫はタケ類の幹に丸い孔をあけて外に出る。
脱皮殼の大あごの大きさを測定することによっては,幼虫の令期を推定することができなかった。
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