2002 年 5 巻 3 号 p. 75-81
1.目的:ケアプラン立案状況と患者・家族の満足度から退院計画の有効性を検証すること.
2.対象:平成11年度に展開された退院計画において,ケアプラン立案状況については,拡大カンフアレンスを実施した患者21 例.満足度調査については,そのうちの訪問調査に同意の得られた9例.
3.方法:l)ケアプラン立案状況の分析:「入院時アセスメント~退院時ケアプラン」記録用紙と「カンファレンス」記録用紙から立案されたケアプランを抽出し,「介護保険サービス」「それ以外の地域保健サービス」「インフォーマルサービス」の3つに分類し,整理した.2)満足度調査:ケアプラン実施状況,満足度とその理由を訪問調査し,事例ごとに検討した.
4.結果:ケアプラン立案数は83であり,そのうち,介護保険サービスは44,介護保険外サービスは39であり,幅広いケアプランが立案されていた.また,訪問調査では,l)不安・負担軽減 2)医療依存の解決,の面から実施されたケアプランの満足度は高かった.
以上から,退院計画の有効性が示唆された.