日本在宅ケア学会誌
Online ISSN : 2758-9404
Print ISSN : 1346-9649
実践報告
ケアプラン立案状況と患者・家族の満足度からみた退院計画の有効性
下田 信明丹羽 敦伊藤 まゆみ荒井 蝶子郷間 悦子塚本 友栄窪川 徹石井 恵美本多 勇福島 道子
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2002 年 5 巻 3 号 p. 75-81

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抄録

1.目的:ケアプラン立案状況と患者・家族の満足度から退院計画の有効性を検証すること.

2.対象:平成11年度に展開された退院計画において,ケアプラン立案状況については,拡大カンフアレンスを実施した患者21 例.満足度調査については,そのうちの訪問調査に同意の得られた9例.

3.方法:l)ケアプラン立案状況の分析:「入院時アセスメント~退院時ケアプラン」記録用紙と「カンファレンス」記録用紙から立案されたケアプランを抽出し,「介護保険サービス」「それ以外の地域保健サービス」「インフォーマルサービス」の3つに分類し,整理した.2)満足度調査:ケアプラン実施状況,満足度とその理由を訪問調査し,事例ごとに検討した.

4.結果:ケアプラン立案数は83であり,そのうち,介護保険サービスは44,介護保険外サービスは39であり,幅広いケアプランが立案されていた.また,訪問調査では,l)不安・負担軽減 2)医療依存の解決,の面から実施されたケアプランの満足度は高かった.

以上から,退院計画の有効性が示唆された.

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© 2002 一般社団法人日本在宅ケア学会
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