経営情報学会誌
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Print ISSN : 0918-7324
論文
企業の自社HP運営と組織的情報活用プロセス
小橋 麗香
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2005 年 13 巻 4 号 p. 53-67

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抄録

ITシステムの発展により,企業が得られる情報は質量ともに大きく変化した。しかしながらそこから望ましい効果をあげられていない企業も多い。鍵となるのは,組織が情報を価値へ転換していけるかどうかである。本論では,「情報の収集・分類・意味抽出」の各段階からなる,組織の情報活用プロセスに焦点をあわせた。

企業の主要ITシステムの一つである自社HPのアクセス数とシステム導入の効果の相関関係に対して,組織的情報活用プロセスが媒介変数として影響を与えていた。プロセス全体を通して,能動的な情報活用がアクセス数と効果の結びつき方に好影響を与える。しかし,いくつかの通説とは異なる結果も導き出された。第一に,プロセス前半での受動的な情報活用も,プロセス後半での能動的な情報活用と組み合わされることで有効となる。第二に,取引企業を含めたオープンな情報共有は,効果の内容によっては有効ではない。情報活用プロセスの各段階での方向性と求める効果内容を組み合わせて議論することが必要なのである。

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© 2005 一般社団法人 経営情報学会
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