2007 年 16 巻 2 号 p. 45-62
市場の競争形態の変化に伴い、サプライチェーンをいかに効果的に設計できるかが、ビジネスの成功を左右する重要な鍵となっており、サプライチェーン設計の指針が求められている。サプライチェーン設計は製品特性に基づいて行われる必要があることが、すでに先行研究によって明らかにされている。より適切なサプライチェーンを構築するためには、それに加えて企業の価値基準を考慮する必要がある。製品特性が異なると異なったサプライチェーンが要求されるのと同様に、各企業の価値基準によって異なったサプライチェーンが要求される。そのため本研究では製品特性に加え、企業の価値基準を考慮したサプライチェーン設計のための概念フレームワークを提示する。製品の特性に加え、企業の価値基準を併せて考慮することによって、より現実的な状況への対応が可能となる。