デジタルエコノミーのパワーパラダイムは、まさにアナログ時代のそれとは根本的に異なったものになる。そこで、筆者は、デジタルエコノミーにふさわしいパワー関係をウイナーズ(winners)モデルと命名して、特に情報産業を対象としながら、そのパワーベースや企業間関係の新機軸についての提言を試みる。
すなわち、この論説は、いわばデジタルエコノミーヘ向けた競争戦略の未来モデルについての私論の提示である。具体的には、先進情報技術が現出させるパワーパラダイム革新を、第1にはデジタルエコノミーのウイナーズモデル、第2にはプロデュース企業のネットワークパワー、第3には価値創造指向のWin‐Win(ウィンーウィン)関係、 第4にはレバレッジ指向のトリガー戦略、という4つの観点に立脚した提言である。