早稲田大学人間科学学術院
2022 年 49 巻 2 号 p. 53-58
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本論文では,どのようにしてマインドフルネスを実現し心を整えていくかを,心を閉じない,呑み込まれない,プロセスとしての自己と「今の瞬間」への気づき,文脈としての自己と「体験の場」への気づきという観点から説明しながら,集中瞑想から観察瞑想に至る方法論上の要点と並行して解説していく.そして,マインドフルネスの実践によって脳がどう変化するかについて,マインドワンダリングの脳波モデルを用いた研究を紹介しながら,臨床的な効果と関連づけて説明してみたい.
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